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矯正治療の抜歯の費用はいくら?保険適用される?

皆さん、こんにちは。江南市布袋のつかもと歯科です。矯正治療を始める際、「抜歯が必要です」と言われて驚かれる患者さんは少なくありません。歯を抜くことに不安を感じるだけでなく、「費用はどれくらい?」「保険は使えるの?」といった疑問もよく寄せられます。そこで今回は、矯正治療に伴う抜歯の費用や保険適用の有無について、わかりやすく解説します。治療を検討中の方にとって安心材料となる情報をお届けします。

矯正治療の抜歯は保険適用される?

矯正治療そのものは、基本的に自由診療(自費診療)です。しかし、抜歯に関しては条件によって保険が適用される場合があります。ここでは、どのようなケースで保険が使えるのかをご紹介します。

矯正が自費診療でも抜歯だけ保険適用になることがある

矯正治療の目的で抜歯が必要になったとしても、「抜歯そのものが歯科の一般的な処置」として判断される場合、保険適用になる可能性があります。たとえば、むし歯や歯周病によって保存不可能と診断された歯を抜く場合には、矯正の有無にかかわらず保険診療が認められます。一方、健康な歯をスペース確保のためだけに抜くケース(便宜抜歯)では、基本的に保険は適用されません。これは、「治療目的が矯正(=自費)に付随するため」と判断されるからです。

医療費控除の対象にはなる?

矯正治療の抜歯に保険が使えない場合でも、医療費控除の対象になることがあります。特に、矯正治療が「噛み合わせの改善を目的とした医療行為」と認められる場合は、抜歯や矯正にかかる費用の一部を確定申告で控除できることがあります。ただし、美容目的と判断された矯正は対象外ですので、治療前に医師としっかり確認しておきましょう。

 

矯正治療の抜歯にかかる費用の目安

実際に矯正治療で抜歯が必要になった場合、どれくらいの費用がかかるのでしょうか?保険適用と自費診療で大きく異なりますので、それぞれのケースを詳しく見ていきます。

保険診療での抜歯費用

保険が適用されるケースでは、自己負担は3割(一般的な保険加入者の場合)となります。たとえば、前歯の単純な抜歯であれば、3割負担で3,000円程度です。複雑な処置が必要な場合はもう少し高くなることもありますが、それでも1本あたり4,000円前後が一般的です。

自費診療での抜歯費用

矯正治療の一環として健康な歯を便宜的に抜く場合は、自費診療になります。この場合、費用は歯科医院によって異なりますが、1本あたり5,000円〜10,000円程度が相場です。親知らずなど難易度の高い抜歯では、さらに高額になることもあります。また、初診料やX線撮影費などが別途かかることもあるため、事前にトータルでいくらかかるかを見積もってもらうことが大切です。

子どもの抜歯の費用はどれくらい?

子どもの矯正治療で抜歯が必要なケースもあります。乳歯の抜歯は比較的簡単な処置で済むため、こども医療の保険適用で負担金無しです。しかし、永久歯の抜歯となると、難易度や治療目的に応じて自費扱いになることもあります。成長期の子どもにとって抜歯が必要かどうかは、歯列や顎の発育を見ながら慎重に判断する必要があります。

まとめ

今回は、矯正治療の抜歯の費用について解説しました。矯正治療に伴う抜歯は、条件によって保険が適用される場合とされない場合があります。費用も保険診療であれば数千円、自費診療では1本あたり1万円近くかかることもあります。患者さんごとに状況が異なるため、事前のカウンセリングでしっかりと費用や適用条件を確認しておくことが大切です。わからないことがあれば、いつでも当院へお気軽にご相談ください。

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