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歯周病の原因となる生活習慣とは?

皆さん、こんにちは。江南市布袋のつかもと歯科です。歯周病は生活習慣と深く関係している病気です。喫煙や睡眠不足、食生活の乱れなど、日々の習慣が歯茎に悪影響を及ぼし、気づかないうちに歯周病が進行していることも珍しくありません。今回は、歯周病が生活習慣病とされる理由や、注意すべき生活習慣について詳しく解説します。ご自身の習慣を見直すきっかけにしていただければ幸いです。

歯周病も生活習慣病?その理由とは

歯周病は、歯と歯茎の間に細菌がたまり、歯茎に炎症が起こる病気です。初期段階では歯茎が赤く腫れる程度ですが、進行すると歯を支える骨が溶けて歯がぐらついたり、最終的には抜け落ちたりすることもあります。

この歯周病が「生活習慣病」とされる理由は、単に口腔内の清掃不足だけでなく、生活のさまざまな習慣が発症や進行に関与しているからです。たとえば、栄養の偏った食事や喫煙、過度なストレスなどが歯周病リスクを高めることが明らかになっており、糖尿病や心疾患など他の生活習慣病とも相互に影響し合うことも知られています。つまり、日々の生活習慣の積み重ねが、歯周病の発症や重症化を招いてしまうのです。

歯周病の原因となる生活習慣

1. 喫煙習慣

喫煙は歯周病の最大のリスク要因のひとつです。タバコに含まれるニコチンや一酸化炭素は血流を悪化させ、歯茎への酸素や栄養の供給を妨げます。さらに、免疫反応が低下することで、細菌への抵抗力も弱まり、歯茎の炎症が進行しやすくなります。喫煙者は非喫煙者と比べて歯周病にかかるリスクが2〜6倍ともいわれています。

2. 食生活の乱れ

栄養バランスの悪い食事も歯周病の原因になります。特に、ビタミンCやビタミンEなど抗酸化作用のある栄養素が不足すると、歯茎の健康を保つ力が弱まり、炎症が起こりやすくなります。また、砂糖の多い飲食物を頻繁に摂取すると、歯垢(プラーク)がたまりやすくなり、歯周病菌の温床となってしまいます。

3. 不十分な歯みがき

毎日の歯みがきが不十分だと、歯と歯茎の間にプラークがたまり、歯周病の原因となります。特に、噛み合わせの奥の歯や歯と歯の間は汚れが残りやすいため、意識的に丁寧なブラッシングを心がけることが大切です。歯科医院で正しい歯みがき方法の指導を受けることも予防につながります。

4. 睡眠不足やストレス

睡眠不足や過度なストレスは、免疫機能の低下を招きます。免疫が低下すると歯周病菌への抵抗力も落ち、歯茎の炎症が悪化しやすくなります。また、ストレスが多い人は歯ぎしりや食いしばりを無意識に行う傾向があり、歯茎や歯への負担が増すことで歯周病の進行を早めることもあります。

5. 歯科医院への受診頻度が少ない

歯周病は初期段階では自覚症状がほとんどありません。そのため、定期的に歯科医院でチェックを受けないと、気づかないうちに進行してしまうことがあります。特に、歯石の除去やプロによるクリーニング(PMTC)は、セルフケアでは取り切れない汚れを除去できるため、歯周病予防に非常に効果的です。

6. 糖尿病などの基礎疾患の放置

糖尿病と歯周病は相互に悪影響を与える関係にあります。血糖値が高い状態が続くと、歯茎の炎症が起こりやすくなり、歯周病が悪化しやすくなります。また、歯周病があることで血糖コントロールが難しくなることも報告されており、両方の病気を同時にケアすることが重要です。

まとめ

歯周病は日々の生活習慣が大きく関わる病気です。喫煙、食生活の乱れ、歯みがき不足、睡眠やストレスの影響、さらには糖尿病など、さまざまな習慣が歯茎の健康に影響を与えています。当院では、患者さんの生活習慣も考慮しながら、歯周病予防や治療を進めています。少しでも気になる症状がある方は、お早めにご相談ください。毎日の習慣を見直し、健康なお口を維持していきましょう。

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