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子供の矯正は転勤族に向いていない?

皆さん、こんにちは。江南市布袋のつかもと歯科です。

今回は「子供の矯正は転勤族に向いていないのか?」というテーマでお話しします。子どもの歯並び矯正を考えているものの、引っ越しの可能性があると躊躇してしまう親御さんも多いかもしれません。しかし、適切に準備すれば転勤族でも矯正治療は十分に可能です。この記事では、子どもの矯正にかかる期間や、転勤族が気をつけるべきポイントについてわかりやすく解説していきます。

子供の矯正にかかる期間

子どもの矯正治療は、「1期治療」と「2期治療」に分かれることが多いのが特徴です。
1期治療は、主に乳歯と永久歯が混在する時期(6歳~12歳頃)に行われ、顎の成長を利用して噛み合わせを整える治療です。この期間は約1年~2年が目安です。続いて2期治療では、永久歯がすべて生え揃った後(12歳以降)に、歯並びの細かいズレをワイヤー矯正やマウスピース矯正で整えます。こちらも1年半から2年ほどかかります。

大人の矯正は、骨の成長が完了しているため歯を動かすことが中心になります。そのため治療は比較的シンプルですが、骨が硬くなっているぶん歯の移動に時間がかかる傾向があり、治療期間は2〜3年を要するケースも少なくありません。

つまり、子どもの矯正は成長期を利用できるぶん、噛み合わせの土台作りがしやすく、場合によっては大人の矯正よりもスムーズに進むメリットがあります。ただし、治療期間が複数年にわたるため、転勤が絡む場合は事前の計画がとても大切です。

子供の矯正で転勤族が注意すべきこと

転勤族の方が子供の矯正治療を検討する際には、以下の3つの点に注意する必要があります。

矯正を始めるタイミングを慎重に

転勤の予定が見えている場合は、転居の直前に矯正をスタートするのは控えた方が無難です。矯正開始から数ヶ月は特に歯の動きが大きく、細かな調整が頻繁に必要になります。この時期に引っ越しをすると、治療の継続が難しくなったり、トラブルの原因になったりすることもあります。可能であれば、転居後に新しい土地で矯正治療を開始するほうが安心です。

引き継ぎができるクリニックを選ぶ

矯正治療の途中で引っ越しする場合は、現在のクリニックに紹介状を書いてもらい、転居先の歯科医院にスムーズに引き継げるよう準備しましょう。最近では矯正専門医同士の連携が進んでいるため、紹介によってスムーズに治療を続けられるケースも増えています。

また、全国展開している歯科医院グループを利用する方法もあります。グループ内であればカルテを共有できるため、転居先でも治療の続きが取りやすいメリットがあります。

治療費の精算方法に注意

矯正治療は、一般的に「一括払い」が基本です。そのため、途中で転院する場合は残金の返金規定や、転院先での追加費用が発生するかどうかを事前に確認しておくことが大切です。特に、治療費の返金ができないクリニックもあるため、契約前にしっかり説明を受け、納得したうえで治療をスタートしましょう。

まとめ

今回は、転勤族の方に向けて、子供の矯正治療に関する注意点等を解説しました。子どもの矯正治療は、成長を利用できるメリットがあり、適切なタイミングと方法を選べば転勤族のご家庭でも十分に対応可能です。矯正開始前に引っ越しの予定を考慮し、治療の引き継ぎ方法や費用についても事前に確認しておくことが成功のポイントです。

お子さんの将来の噛み合わせや歯並びを守るために、無理のない計画で治療に取り組んでいきましょう。矯正治療についてご不安なことがあれば、いつでもつかもと歯科にご相談ください。

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