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自分に合った歯磨き粉の選び方

歯磨き粉の種類は、年々増えています。薬局やドラッグストアに行った際には、驚くほど多くの歯磨き粉が並んでいて、どれを選んだら良いのか迷ってしまう人がほとんどでしょう。おそらくは昔から使っている歯磨き粉を選んでいるかと思います。そこで今回は、自分に合った歯磨き粉の選び方について、つかもと歯科がわかりやすく解説をします。

「フッ素入り」はすべての人におすすめ

市販の歯磨き粉には、フッ化物が配合されているものとそうでないものとがあります。また、配合されているフッ化物の濃度にも製品によって違いがあるため、手に取った際にはその点もしっかり確認しましょう。何か特別な理由がない限り、すべての人に「フッ素入り歯磨き粉」がおすすめといえます。それもできるだけ濃度の高いものを選ぶと良いです。

現状、日本では1,500ppmまでフッ化物を配合されていることが許されていますので、その値に近いものを選びましょう。ただし、5歳までの小さなお子さまに関しては、1,000ppm以下のものを選んだ方が良いといえます。

歯周病の人におすすめの歯磨き粉

歯肉炎や歯周炎を患っている人には、炎症を抑える効果が期待できる歯磨き粉がおすすめです。具体的には、塩化セチルピリジニウムや塩化ベンザルコニウムといった成分が歯茎の腫れを抑えてくれます。トラネキサム酸や塩化クロルヘキシジンは、歯周炎も含めた歯周病全般に改善効果が見込めます。

知覚過敏の人におすすめの歯磨き粉

冷たいものがキーンとしみる象牙質知覚過敏症の人には、硝酸カリウムや乳酸アルミニウムが配合された歯磨き粉がおすすめです。これらは冷たいもので歯の神経が刺激されるのを抑える働きが期待できます。知覚過敏の症状があまりにも強い場合は、歯科医院で適切な処置を受けましょう。もしかしたら、歯の表面に亀裂が入っているかもしれませんからね。

歯の黄ばみが気になる人におすすめの歯磨き粉

食品の色素やタバコのヤニによる歯の黄ばみは、通常の歯磨き粉で落とせないこともあります。そんな人には、ポリエチレングリコールが含まれている歯磨き粉がおすすめです。ポリエチレングリコールには、歯面の汚れを浮き上がらせて除去しやすくする作用が期待できます。比較的安全な形で歯の汚れを落とせる成分といえるでしょう。いわゆる「ホワイトニング歯磨き粉」は、研磨剤が豊富に含まれていることから、歯を傷付ける恐れがあります。使用する場合は十分な配慮が必要です。

歯医者さんのホワイトニングについて

歯ブラシによるブラッシングで落とせない歯の黄ばみは、歯医者さんのクリーニングやホワイトニングがおすすめです。クリーニングは文字通り“歯のお掃除”であり、歯の表面に付着した汚れを効率良く落とします。一方、歯医者さんのホワイトニングは“歯の漂白処置”です。歯の内部にまで沈着した汚れを安全は形で取り除けます。ホワイトニング歯磨き粉を使ってもなかなか黄ばみが改善されないというか方は、検討されてみてください。

まとめ

今回は、自分に合った歯磨き粉の選び方について、つかもと歯科が解説しました。歯磨き粉はたくさんの種類があって選ぶのが大変かと思いますが、今回ご紹介した内容を参考に、ご自身にとって最適といえるものを見つけてみてください。歯磨き粉についてもっと詳しく知りたい、正しい口腔ケア方法を学びたいという方は、いつでもお気軽に当院までご相談ください。当院は予防に力を入れている歯医者さんです。

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