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小児矯正は途中でやめられる?デメリットは?

小児矯正は、対象年齢はかなり限定的であり、適切なタイミングを逃すと治療による効果が得られなくなります。また、何らかの理由で小児矯正を途中でやめると、成人矯正にはないデメリットを被ることになるため十分な注意が必要といえます。今回はそんな小児矯正を途中でやめるデメリットについて、つかもと歯科が詳しく解説します。

 

小児矯正は途中でやめられます

小児矯正は成人矯正と同様、途中でやめることは可能です。治療期間が数年に及ぶこともある矯正は、中断せざるを得なくなる場合もあることでしょう。とくに小児期は、お子さまの理解や協力を得らえなければ矯正を最後までやり遂げることは難しいです。ただ、矯正は一般の歯科治療とは異なる面が多く、途中でやめることで思いもよらない結果を招く場合もありますので、その点はご注意ください。

小児矯正を途中でやめるデメリット

子どもの矯正治療を途中でやめると、次に挙げるようなリスク・デメリットを伴います。

後戻りが生じる

小児矯正でも後戻りは生じます。例えば、10ヵ月ほど継続してきた矯正を途中でやめると、徐々にではありますが元の状態へと戻って行きます。それまでの努力が無駄になってしまうことから、お子さまもがっかりすることでしょう。もともとあった歯並び・噛み合わせの異常も残り続けます。

治療前より症状が悪くなる

矯正中は、歯並び・噛み合わせが不安定な状態となります。治療を始める前より症状が悪くなる時期もあるのですが、最終的には理想に近い咬合状態を獲得できます。その途中の段階で治療をやめてしまうと、不安定な噛み合わせでこれから過ごさなければならなくなる場合もあるのです。これは矯正を中断する極めて大きなデメリットといえるでしょう。

骨格的な異常を改善できなくなる

小児矯正には、顎骨の発育をコントロールするという極めて有益な効果が期待できます。これは大人の矯正にはない治療効果です。小児矯正を途中でやめてしまえば、当然ですが骨格的な異常を自然な形で改善する機会を失います。大人になってから治療を再開しようと思っても、治せるのは歯並びの乱れだけです。骨格的な問題を大人になってから治そうとする場合は、顎の骨を削るなどする外科矯正が必須となるのです。その点も理解した上で、小児矯正を途中でやめるかどうかを決めた方が良いといえます。

中断した小児矯正は再開できる?

中断した小児矯正を再開することは可能です。子どもの矯正を行える期間内なら、再び装置を装着できるでしょう。ただし、再開するまでにそれなりの時間が経過している場合は、精密検査から装置の作製まで、小児矯正を一からやり直さなければならなくなります。治療費も結果として2倍かかることになるでしょう。ですから、小児矯正の“再開”というよりは、“やり直し”と言った方が正しいかもしれません。小児矯正を中断してからそれほど時間が経過していない場合は、そのまま再開できることもあります。

まとめ

今回は、小児矯正を途中でやめるデメリットについて、つかもと歯科が解説しました。小児矯正を途中でやめことはあまりにもデメリットが大きいので、可能であれば最後までやり遂げましょう。その方がお子さまの将来のためにもなります。

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