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矯正治療は何年かかる?

矯正治療をご検討中の方からは「矯正治療は何年かかりますか?」という質問をよく受けます。やはり、矯正を考える上で「治療期間が長くなる」点は大きなネックとなっているようです。そこで今回は、矯正治療にかかる年月について、その理由も踏まえながらわかりやすく解説します。

歯の移動にかかる期間は「2~3年」

上下の歯列全体を治療対象とする全顎矯正・全体矯正では、歯を移動するのに2~3年の期間を要します。専門的には「動的治療(どうてきちりょう)」と呼ばれるもので、皆さんのイメージする“歯列矯正”がこれに当たります。2~3年というと、とても長い期間に感じられますが、どのような矯正法を選択したとしても、極端に短くすることは不可能です。なぜなら、歯の移動には「骨のリモデリング」という現象を繰り返し起こさなければならないからです。

骨のリモデリングってなに?

骨のリモデリングとは、骨が吸収の再生がバランス良く生じて、新しい骨に作り変えられていく現象を指します。この現象自体は普段から起きているもので、“骨の新陳代謝”というとわかりやすいかもしれませんね。ただ、歯並びの治療においては、人為的な矯正力を働かせて骨を吸収するため、身体の恒常性を維持するための新陳代謝とは少し異なります。

歯が移動するメカニズム

矯正で歯が移動するメカニズムは至ってシンプルです。歯を動かしたい方向に力をかけて、骨の吸収を促します。骨がなくなった部分に歯が移動して、もともと歯があった部分には骨の再生が起こります。これは先ほど説明した骨のリモデリング現象で、とても長い時間がかかるものなので、1ヶ月に移動できる歯の距離は0.5mm程度が限界なのです。

例えば、矯正のために小臼歯を抜歯すると、7~8mmのスペースを確保できますが、それを埋めるためだけでも6~12ヶ月はかかります。そう考えると、動的治療だけで2~3年かかることは何ら不思議なことではありませんよね。

保定期間もお忘れなく

歯列矯正は、歯を移動した後に必ず保定処置(ほていしょち)を施さなければなりません。保定とは、移動した歯の後戻りを防止するための処置で、リテーナーと呼ばれる専用の器具を使用します。保定装置にもマウスピースタイプやワイヤータイプのものなど、いろいろな種類がありますが、基本的には歯の移動と同程度の期間も要します。ただ、マルチブラケット装置ほど大きく、複雑なものではないので、装着時の違和感・異物感は比較的少ないです。
通院頻度も3~6ヶ月に1回くらい、その間隔は徐々に広くなってくるため、患者さまの心身にかかる負担もそれほど重くはありませんのでご安心ください。

まとめ

このように、標準的な全顎矯正には2~3年の期間を要します。これはどんなに先進の矯正法を選択したとしても大きく変わることはありません。ですから、歯並びを根本から治すのであれば、それくらいの期間がかかる点を念頭に置かなければならないのです。もちろん、小児矯正や部分矯正などでは、より短い期間で歯並びの治療を完了させることができます。そんな矯正歯科治療についてもっと詳しく知りたいという方はお気軽に当院までご連絡ください。

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