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子どもにも歯周病のリスクがある?

「日本人の成人の約8割が歯周病にかかっている」といわれているように、大人の方は皆一様に歯周病のリスクがあるといっても過言ではありません。実際に、歯茎の腫れやブラッシング後の出血などを自覚されている方も多いことでしょう。そこで誤解していただきたくないのが「子どもの歯周病のリスク」です。歯周病は大人だけがかかるものと思われがちですが、子どももかかります。今回はそんな子どもの歯周病リスクについてわかりやすく解説します。

子どもがかかりやすいのは「歯肉炎」

歯肉炎と歯周炎の違い

歯周病は、歯肉炎と歯周炎の2つに分離できますが、子どもがかかりやすい歯周病は、比較的軽度の「歯肉炎」です。細菌感染や炎症反応が歯茎(=歯肉)にだけとどまっているので、顎の骨が溶けるようなことはありません。具体的には「萌出性歯肉炎(ほうしゅつせいしにくえん)」という歯周病にかかりやすいです。

萌出性歯肉炎とは?

萌出性歯肉炎とは、歯が生えてくる途中で発症する歯周病です。歯というのは、歯茎から頭を出して完全に生え切るまでに、それなりの月日を要します。その間、汚れがたまりやすい状態が続くことから、歯肉炎の発症リスクが高まるのです。多くの場合、歯が完全に萌出したら、清掃性も良くなるため、歯肉炎の症状も消失していきます。

感染源は家族であることが多い

赤ちゃんは、お口の中が無菌状態で生まれてきます。それがいつしか虫歯や歯周病にかかってしまうのは、周囲の人間から感染が広がるからです。とくに唾液が口腔内に入り込むような行為は、感染の原因となりやすいため十分な注意が必要といえます。

「感染の窓」の窓は歯周病にも当てはまる?

子どもの虫歯リスクが顕著に上昇する「感染の窓」が開く時期は、歯周病にも当てはまります。なぜなら、歯周病菌も唾液などを介して感染が広がる病気だからです。1歳半から2歳半は乳歯列が作られていく時期、永久歯への交換は6歳くらいから始まりますが、いずれも汚れがたまりやすく、細菌への感染が起こりやすくなるため、一緒に暮らしているご家族も口腔ケアをしっかり行いましょう。

歯周病予防のコツは歯垢・歯石をためないこと!

歯周病菌は、歯の表面に歯垢や歯石がなければ住み着くことができません。歯が生えてくる途中であっても、毎日プラークフリーな状態を作ることができれば、歯周病にかかることもないのです。そうしたていねいな口腔ケアを小さな頃から習慣化することで、大人になっても虫歯・歯周病とは無縁の人生を送れます。そうして築かれる健全な口内環境は、お子さまにとって何にも代えがたい財産となることでしょう。

まとめ

このように、歯周病はご高齢の方だけでなく、若年者もかかることがある細菌感染症の一種です。一度発症させてしまうと、なかなか完治させられず、重症化させると歯そのものを失う怖い病気だけに、小さい頃から予防に努めることが大切といえます。

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