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歯磨きは1日何回すべき?

虫歯や歯周病にかかって一度でも嫌な思いや痛い思いをすると、もう二度とかかりたくないと感じるものです。そこで皆さんがまず力を入れるのがセルフケアの主軸となる歯磨きですが、1日何回するのが適切かはご存じですか?

歯磨きは回数を決めて行うものではない?

歯磨きは、1日〇回はしなければならない、というものではありません。なぜなら、歯磨きはブラッシングするタイミングや時間が重要だからです。そこで理想的な指標を挙げるのであれば、間食を含めた食事の回数だけブラッシングするのが望ましい、といえます。しかし、日常生活でそのように行うのはかなり難しいので、基本的には1日2回を推奨しています。

飲み物・食べ物を口にした時点で虫歯リスクが上がります

仕事の合間にクッキーを一つだけ食べたり、甘い缶コーヒーを1本だけ一気に飲みきったりした場合は、歯磨きする必要性を感じない人の方が多いかもしれませんね。けれども実際は、そうした食品を微量でも口にした時点でお口の中は汚れおり、歯磨きしないと虫歯や歯周病リスクが上昇します。ただ、そうした口腔ケアは現実的ではないので、間食などの際にはすくなくともうがいだけでも行うことが推奨されます。殺菌作用・抗菌作用が期待できるマウスウォッシュでうがいをするとなお良いでしょう。

歯磨きは1回5分程度しましょう

日本人の歯磨きにかける時間は比較的短いです。1回あたり1分程度で終わらせる方も珍しくありませんよね。確かに朝のような時間のない時は、歯磨きに長い時間をかけることは難しいですが、できれば1回5分程度は磨きましょう。それくらいの時間をかけて磨かなければ、必ず磨き残しが生じるといっても過言ではありません。

1歯あたり20秒が基本

歯の汚れをしっかり落とそうとするならば、1歯あたり10秒は必要となります。永久歯は全部で28本生えてくるので、合計280秒(=約5分)は必須となります。

就寝前と起床時の歯磨きは重要

私たちのお口の中は、眠っている間に乾燥しがちです。これは睡眠中に唾液腺の活動が抑えられてしまうからです。朝、起きた時は誰しも口の渇きや臭いが少し気になるのもですが、それ自体は決して異常なことではないのです。そこで重要となるのが就寝前と起床時の歯磨きです。

睡眠に入る前にお口の中をリセットすることで、口腔内が乾燥しても細菌の活動を最小限に抑えられます。朝目覚めた際にも早めに歯磨きやうがいをすることで、睡眠中に繁殖した細菌を飲み込まずに済みます。ですから、就寝前と起床後はできれば歯磨きを、それが難しければマウスウォッシュなどでうがいをしましょう。

食事の直後に歯磨きすることの是非

歯磨きをするタイミングは基本的には食事をした直後に歯磨きをすることを推奨しています。しかし、食事によって酸性の刺激(健康の為に毎日お酢を飲んでいる場合など)に晒された歯は傷つきやすくなっており、少なくとも30分は待った上で歯磨きをした方が良い場合がありますが、基本的には食後すぐの歯磨きの方が良いです。

まとめ

今回は、1日に行うべき歯磨きの回数について解説しました。基本は毎食後で、就寝前と起床直後にも行うことで、虫歯・歯周病の予防効果は大きく向上します。ですから、皆さんなりにやれる範囲で歯磨きの回数を決めてみるのをおすすめします。歯磨きをするタイミングや時間にまで気を配ることで、セルフケアの質がさらに高まります。

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