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矯正で転院する時の注意点について

歯列矯正は歯を動かすのに1~3年、歯を固定するのに1~3年かかることから、2~6年ほど同じ歯科医院に通い続けることになります。こうした治療というのは、歯科はもちろん、医科でも極めて稀といえるでしょう。それだけ長い期間にわたって通院していると、仕事や学校の関係で引っ越しをしなければならなくなることもありますよね。その際、必要となるのが今回のテーマである「転院」です。ここでは矯正治療で転院する時の注意点について、つかもと歯科がわかりやすく解説をします。

 

そもそも矯正は転院できるの?

矯正治療で転院することは可能です。引っ越しによって通院が難しくなった場合は、転居先の矯正歯科に改めて通い始める必要が出てきます。ただ、一般の歯科治療のような感覚で転院をしてしまうと、いろいろと後悔する点が出てくるため、十分に検討する必要があるといえます。

矯正で転院する際の注意点

矯正治療で転院を検討している人は、以下の点にご注意ください。

注意点1:治療は始めからやり直し?

矯正の転院で第一に注意しなければならないのは、治療をそのまま引き継ぐことが難しいという点です。例えば、ワイヤー矯正で上下にブラケットを装着し、歯の移動を開始したとしましょう。そのタイミングで他院に移ったとしても、そのまま治療を継続することはなかなか難しいです。というのも矯正治療のやり方は、先生によって大きく異なるため、多くの場合ではブラケットを外すことになるからです。精密検査もすべて受け直す必要性が出てきます。

もちろん、今通っている歯科医院に紹介状を書いてもらい、資料一式の提供を受けることができますが、新しい歯科医院ではそれらを参考程度に使用するだけで、基本的には一から治療をやり直します。これは矯正治療ならではの注意点といえるでしょう。

注意点2:費用が余計にかかってしまう

まず、通院中の歯科医院に支払った治療費ですが、一部が返金される場合とそうでない場合とがあります。とくに始めの段階ですべての装置が完成しているマウスピースでは、治療費の返金が期待できませんので、その点は十分にご注意ください。転居先でマウスピース矯正を再開する場合は、また費用が全額かかることが多いです。ワイヤー矯正に関しては、治療の進行度に合わせて、支払った費用の一部が返金されることもあります。とはいえ、矯正で転院した場合は、そのまま通い続けた場合よりも数十万円、場合によっては百万円前後の費用が余計にかかるのが一般的です。

注意点3:転居先で良い歯科医院が見つからない場合も?

矯正治療を行っている歯科医院は、どの地域にも存在していますが、良い先生に出会えるかどうかとなると、話は変わります。また、今現在受けている矯正のシステムを継続する場合は、それに対応している歯科医院を見つけられないという事態も起こり得ます。そうなると文字通り矯正治療を一からまた始めることになるでしょう。

矯正の転院はできるだけ回避した方が良い

このように、矯正治療で転院するとなると、さまざまなデメリットを被ることになるため、可能であれば避けた方が良いと言えます。矯正の通院は1~2ヵ月に1回とかなり頻度が低いので、居住地が多少離れていても、通い続けることが可能かもしれません。矯正中に引っ越しをする際には、その点も踏まえた上で、最善といえる方法を選ぶことが大切です。

まとめ

今回は、矯正で転院する際の注意点について、つかもと歯科が解説をしました。その他、矯正治療に関する疑問や質問があれば、いつでもお気軽に当院までご相談ください。

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