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虫歯治療の通院回数はどのくらい?

虫歯は、放置されることが多い病気です。軽度から中等度にかけては、強い痛みが生じることもなく、日常生活に支障をきたすこともないため、軽視されてしまうのでしょう。また、虫歯治療は何回も通院しなければならないというイメージもあり、忙しい毎日の中ではどうしても後回しにしてしまいがちです。そこで今回は、虫歯治療の通院回数について、つかもと歯科がわかりやすく解説をします。歯科への受診の参考材料としていただけたら幸いです。

 

そもそも矯正は転院できるの?

矯正治療で転院することは可能です。引っ越しによって通院が難しくなった場合は、転居先の矯正歯科に改めて通い始める必要が出てきます。ただ、一般の歯科治療のような感覚で転院をしてしまうと、いろいろと後悔する点が出てくるため、十分に検討する必要があるといえます。

重症度によって変わる通院回数

虫歯治療の通院回数は、進行度や重症度によって大きく変わります。ここでは軽度・中等度・重度の3段階に分けて、通院回数をご説明します。

【軽度の虫歯治療】1~2回

軽度の虫歯は、う窩(か)と呼ばれる虫歯菌によって作られた穴が小さいため、比較的早く治療が完了します。多くの場合は歯を少し削ってコンポジットレジンを詰めることで治療が完了します。つまり、1回の通院で虫歯治療から解放されるのです。ただし、治療を受けるのがかかりつけ医ではない場合は、最初に種々の検査を実施しなければならないこともあり、通院が2回以上にわたることも珍しくありません。とはいえ、1ヵ月にもわたって歯医者に通い続けることは稀と言えますのでご安心ください。

【中等度の虫歯治療】3~4回

虫歯の穴が比較的深い、中等度の虫歯治療となると、通院は3~4回に及ぶことが多いです。虫歯菌に侵された歯質をドリルで削るところまでは軽度の虫歯と同じですが、失った歯質を補う方法が変わってきます。具体的には、詰め物(インレー)や被せ物(クラウン)といった装置を作らなければならないため、その分、治療期間も長くなってしまうのです。詰め物・被せ物は順調に進めば翌週に装置が完成するので、中等度の虫歯治療は3~4回程度の通院で完了します。

【重度の虫歯治療】4~8回

虫歯菌への感染が歯の神経にまで及んでいる場合は、治療が複雑になります。まずは虫歯菌に侵された歯質を削り、歯の神経も抜き取ります。その後は歯の神経が入っていた根管(こんかん)の中をきれいにお掃除しなければなりません。いわゆる根管治療はとても繊細な処置が求められるため、治療時間や期間もそれなりに長くなります。一般的には根管治療だけでも2~3回の通院が必要で、その後は被せ物の治療も行わなければならないことから、全体では、4~8回くらい歯医者さんに通うこととなります。

抜歯になった場合は?

虫歯の末期の段階では、治療によって保存することが難しくなるため、抜歯が適応されます。歯や顎の骨、全身の状態が悪くなければすぐに抜歯を行うことができますが、その後は失った歯の治療である「補綴(ほてつ)治療」が必要となります。保険診療の入れ歯やブリッジを選択した場合は、1~2ヵ月程度で治療が完了します。自費診療のインプラントを選択した場合は、6ヵ月以上の治療期間を要します。ですから、虫歯は抜歯が適応されるほど重症化させない方が賢明といえます。

まとめ

今回は、虫歯治療の通院回数について、つかもと歯科が解説しました。虫歯は軽度から中等度であれば、それほど多く通う必要はありません。「これって虫歯?」と感じた時点で歯医者さんを受診すれば、その日に治療を終えることも難しくないのです。逆に放置をして重症化させると通院回数がどんどん増えていってしまいます。その点も理解した上で虫歯という病気と向き合っていきましょう。

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