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歯磨きしなくても虫歯にならない人がいるのはなぜ?

虫歯予防の基本となるのは歯磨きです。皆さんもおそらく小さい頃から「虫歯にならないためにも歯磨きしなさい」と教えられてきたのではないでしょうか。世の中にはそんな重要な歯磨きを疎かにしていても、あまり虫歯にならない人が存在しています。今回はその理由について、つかもと歯科がわかりやすく解説をします。

 

本当にそんな人いるの?

もしかしたら今回のテーマ自体に大きな疑問を持っている方もいらっしゃるかもしれませんね。歯磨きを怠るということは、お口の中が汚れたままになります。その結果、細菌が繁殖して虫歯を発症するのが自然な流れです。けれども、何事にも例外は存在しています。歯磨きをきちんと行っていなくても、あまり虫歯にならない人は実在しているのです。それは次に挙げるような理由が背景にあります。

お口の中の虫歯菌の数が少ない

お口の中が無菌状態という人は存在していませんが、特定の細菌が少ない、あるいは生息していないケースはあり得ます。例えば、1歳半から2歳半の時期に虫歯菌に触れる機会が少なければ、それ以降の人生でも虫歯になりにくくなることがわかっています。そうした人のお口の中の虫歯菌の数は極端に少ないのでしょう。

甘いものをほとんど食べない

お菓子やスイーツ、砂糖入りの清涼飲料水などをほとんど口にしない人であれば、虫歯菌のエサが枯渇してしまうため、虫歯を発症するリスクも低くなります。現に昔の人は現代人ほど一生懸命に歯磨きをしていませんでしたが、糖質を摂る機会がほとんどなかったため、虫歯になる人も少なかったのです。

唾液がたくさん出ている

私たちの唾液には、細菌の活動を抑えたり、洗い流したりする作用が備わっています。そんな唾液が普段からたくさん出ている人は、歯磨きを少しサボったくらいでは虫歯ならないかもしれません。唾液の中には歯の傷を修復する成分も含まれており、石灰化を強めることも可能です。フッ素によって歯が強くなるのは、唾液の中にリン酸やカルシウムが含まれているからなのです。

歯がもともと強い

歯の表面を覆っているエナメル質は、人によって硬さが異なります。エナメル質の成熟度が高いと、酸性に刺激に晒されてもそう簡単には溶かされません。ちなみに、子どもの歯である乳歯や生えたばかりの永久歯は、成熟度が低いため、酸によって溶かされやすいです。

普通の人は歯磨きをしっかり行いましょう

このように、歯磨きをあまりしなくても虫歯になりにくい人は確かにいます。それは上段で説明したような特徴を持っている人なのでしょう。普通の人は基本的に歯磨きをしっかり行わなければ虫歯になってしまいますので十分にご注意ください。虫歯菌の数は歯磨きで減らし、歯質はフッ素で強くしましょう。それに加えて、虫歯菌のエサとなる糖質を控えれば、虫歯とは無縁の生活を送れるようになりますよ。

 

赤ちゃんがいるご家庭へ

乳児がいらっしゃるご家庭では要注意です。1歳半から2歳半の間でご家族の誰か(特に母親)のお口の中に虫歯があると、それ以降、お子さんの虫歯リスクが大きくなる可能性があります。それこそまさに今回のテーマである「歯磨きしなくても虫歯にならない」口内環境を築くカギとなるのです。乳幼児期の虫歯予防に関心のある方は、いつでもお気軽に当院までご相談ください。つかもと歯科は、子どもの予防診療に力を入れている歯医者さんです。

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